三州足助屋敷

 

三州足助屋敷。そこは田舎暮らしの知恵や素晴らしさを人々に伝える場所。
塩の道と言われた飯田街道の宿場町、旧足助町(現在は豊田市足助町)にある公共施設です。

 

 

愛知県三河地方と、信州伊那地方をつなぐ中継地でもあった足助町は、かつて塩問屋などの豪商が数多く、商業の中心として栄えました。そして現代は、全国的な紅葉の名所「香嵐渓」のある町として、11月には多くの観光客が訪れます。三州足助屋敷は、その香嵐渓の中心にあります。

 

 

足助屋敷の木地職人として働く【原章展】さんにお話を伺いました。

 

原さん 「写真や映像に興味があって、その道に進むことも考えていたのですが、木工に出会い、人のご縁に導かれるように、三州足助屋敷で働くことになりました」

 

 

 

最近、生活工芸としての木工作家の作品、ちょっと都会的な雰囲気の器などが人気ですが、原さんの作るものは、少し伝統的な雰囲気を感じます。

 

 

原さん 「古きモノの内側に、変わらずにあるデザインの美しさを活かしたいんです。それを少しでも伝えていくことが暮らしの道具づくりを生業とする者の役割なのかな、と思います」

 

 

手仕事で器を作るとは、どんな感覚なのか、尋ねてみました。

 

原さん 「はじめから仕上げまで一人で作ることを仕事にしたいと考えていました。手で何かを作るという感覚には、手の中でモノが出来上がっていく時間の愛しさがあります。
長く使っていただいて、暮らしの中で、掌の上で、朽ちていくくらいのモノを作りたいという思いがあります」

 

原さんご自身が「拭き漆」で仕上げた椀も見せていただきました。

 

原さん 「木地屋として、やはり木目が活きる美しい仕上がりがよいので、自分でやるなら拭き漆かな、と」

 

 

 

原さんをはじめ、何人もの職人さんが、制作実演を見せてくれる「三州足助屋敷」。
染や織などのモノづくり体験もできます。

 

 

2019年1月23日から開催される「これからのつくりびと」では、
木の器の原さんとともに、篭作りの若手職人 鈴木脩希さんが出店されます。

足助屋敷の職人さんたちの手仕事とストーリーを、どうぞご覧ください。

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<連絡先>三州足助屋敷
住所:〒444-2424 愛知県豊田市足助町飯盛36番地
TEL:0565-62-1188
Web:http://asukeyashiki.jp/