つくりびと【小島亜伊】

記憶の奥にある揺らめく思いは、写真で残すことはできない。
それを彩り鮮やかな色で表現することも難しい。
だけど、滲んだように重ねた色から生まれ出るマットな質感の奥に、
記憶の中では薄れてしまう微妙な思いを表現できるのかもしれない。

独自の表現で、七宝焼のアートジュエリーを制作している、つくりびと。

本人からのメッセージです。

 

企業だと、生産性や販売効率を第一に考えるかもしれないけれど、
個人であれば、一見無駄にみえる活動にも、心をこめて取り組むことができます。
私にとって大切なのは、モノづくりを通して得られる、損得を越えた誰かとの繋がりです。

自分が繋がりたいところに、ちゃんと繋がっていくために、高校、大学と、モノを創り続けてきました。自分のクリエーションの力が強くなれば、繋がりたい人に繋がれる。そして繋がれば、新しい世界から素敵な何かをインプットできて、また新たなクリエーションの力になります。
「繋がること」 と 「創作すること」、この2つが循環することは、個人作家ならではの楽しいコトだと思うのです。

昨年から七宝焼を文字盤に使った「腕時計」も制作。
これは、彼女が七宝の釉薬の部分だけではなく、素地である金属の板から彫金技法で制作している作家だからこそ、チャレンジできることです。

いつも身につける腕時計に七宝焼技法を取り入れることで、伝統工芸が暮らしに身近なものになるかもしれません。

地元大阪では、商店街の賑わい作りのため、定期的にワークショップも企画。

個人だからできる、モノづくりを通した人の繋がりを大切にしています。

 

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