東大阪の下町でメガネ店を営んでいるGlassTailorさん。
メガネ製造で有名な福井・鯖江と繋がる家系だそうです。
「ちょっとおもろいメガネがある店」という切り口で取材を受けることも多いそうですが、しっかりとお客様に向き合った取り組みをされています。
メガネは、もともとは職人による完全分業。デザイン〜制作〜販売、全てを手掛けていたのはごく少数でした。
Glass Tailorさんは、身に付ける品として、お客様の顔にあった相棒のような存在であるメガネをお届けするために、川上から川下まで、ひとりでプロデュースしています。
何十年もメガネを買ってきても、本当に似合うデザインをしっかり勧められたことが無い方が多いそう。度数はしっかり合わせるのに、見た目はきっちりしてない。
そこで、「あなただったら、ここに注意して選んだほうがいいよ」と理由から順に説明して試着していただくと、ファッションとしてのメガネの重要さに気付かれるそうです。
現在の販売スタイルは、家業のメガネ販売の手伝いをしていた際、自分の大きな顔にしっくりいく品がなかったことがキッカケだそうです。
福井の産地に出向いて、自分の顔サイズにピッタリのメガネを作った時「これだ!」と直感。 日本中に顔がでかくて困っている人がいて「着るメガネ」をオーダー販売したら需要があるのでは、と。
実際はじめてみると、様々な顔の個性で困っている人は多く、オーダーが完成してフィッティングした時に「うわ〜っ」と喜んでもらえるのが嬉しい瞬間だそうです。