chippa

 

作家の感性は、何かをキッカケに意外な方向にアンテナを向けることがあります。

人の想いを描く抽象画の創作から、身を飾る手縫いの小物制作へ。
顔シリーズのアクセサリーが人気の【chippa】さん。

本人からのメッセージ。

+++++

ビーズをあしらった華やかなものや、普段使いできるシンプルなもの。1点1点、布を選び、手縫いで作るアクセサリーを制作しています。

私は元々、美術の勉強をしていて、絵を描いていました。息抜きにと、裁縫で人形を作っていたある日、その人形たちを「カワイイ」と言ってもらえた事が今の活動のきっかけだったかもしれません。

かつて制作していた絵画作品は、内面的でグレートーンのものばかりでした。今の作品は色を多く使いますが、その色合いは、絵画作家としてデンマークで滞在制作をした頃から変わったように思います。

国がかわると、目に飛び込んでくる色が異なるのが不思議です。

デンマークでは、加工フィルターが自分の目にかかっているような、コントラストや彩度が高くなったような、一色ずつの色の幅が違うような感覚でした。風景の違いではなく、見える色の違いです。これまで見たことのある西洋絵画が、本当にこの色だったんだと驚きました。

滞在中は、迷いながらも、いままでとは真逆の明るい作品を作っていきました。私の中に色の幅が広がり、見え方の違う世界に影響を受け、その延長線上に今の作品たちがあります。

以前から物語を考えるのが好きだったこともあり、最近ではストーリーを決めての作品づくりも増えてきました。

++++++

肌にやさしい樹脂パーツのピアスや、布とシリコンカバーのあるイヤリングは、ご自身が金属アレルギーであることから、自分でも付けられるモノをと思い、形になったアイテムだそうです。

 

今回の出店では、「手縫い」と「絵画」の制作手法を合わせたお部屋を飾る作品もご紹介。無地のファブリックに顔料で着色し、手縫いと刺繍で仕上げた作品です。